2014-04-10
日を追うごとにノリが良くなってくるのか、私の大好きな "Duquesne Whistle" も絶好調。複数回の参戦客も多くなったせいか、間奏では "Hooo!" という合いの手が入ることになった模様。
"Tangled Up In Blue" でなぜか帽子を脱ぐディラン。去年のロンドンでは泣いてしまったほど、このアレンジは素晴らしい。素晴らしいだけに、ディランのピアノの下手さが気になってきた。かねてより、私は2010年のオルガンより、よほど上手だといってきたが、おなじセットリスト,同じアレンジを短期間で何度も聴くと、さすがにマズいところが気になる。しかも、悪いことに私はピアニストだ。ぜひとも、この素晴らしい "Tangled Up In Blue" を、本職のピアニストを入れた編成で聴いてみたい。
前半最後の "Love Sick" が終わると、びっくりしたことにディランが「アリガトウ」のひとこと。私は、ディランが日本語で話すのを初めて聞いたような気がする。いつもは、「少し休憩、戻ってきます」としか言わないのに、今回は「トラブルで待たせてごめんね。」とのコメントつき。待った分、得した気分だ。
全ては30分押しで、後半もこれまでどおり進む。後半になると、また帽子を被って登場した。
後半は完全に同じセットリスト。"Blowin' in the Wind" では、機嫌よくピアノを弾いているうちに、スタンドマイクへ行くの忘れていた模様。曲も大詰めになって、急に思い出し、唐突にピアノから離れ、短いハーモニカをかろうじて吹いたのが可笑しかった。
大きな歓声に応えるディラン。仁王立ちに加え、すこし手を上げて見せながら微笑んでいるのが見える。
コンサート終了も、もちろん30分遅れ。夕食を食べ損ねてしまった。
これにて、私の2014年ディラン・ライブ観賞は終了。相変わらずパワフルで、強いディランを満喫した。ディランはこれから、東京が少しと、各都市を回る。まだまだ日本ツアーは始まったばかり。コンディションに気を配って、最後まで日本のファンを楽しませて欲しい。
次回は、どんなディランに会うことになるのだろうか。少しツアーを休んで、ギターの練習でもすると良いと思う。これは本音。
ともあれ、ありがとう、ディラン。また会いましょう。気温差で風邪をひかないように、気をつけて。
普通、ツアーグッズというものは買わない私だが、珍しくトートバッグを購入。かなり大きいのだが、肩から斜めがけができる、楽譜や楽器が入るというわけで買ってみた。
ポケットもないし、不便だとは思うが、まぁそこはディランマジックということで。
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