"Bob Dylan" by Nine Days
2009-01-18


「パワー・ポップ」というジャンルの定義について詳しくはない。ただ、なんとなく「パンク・テイストの入ったポップでパワフルなロック。キャッチーで、明るく弾けた面あり」ととらえ、グランジよりは私の好みに合うと思っている。
 90年代半ばから活躍しているアメリカのパワー・ポップ・バンドのナイン・デイズは、このジャンルに分類されるらしい。

 ナイン・デイズを知ったのは、彼らが "Bob Dylan" というタイトルの曲を歌っていることがきっかけだった。
 収録しているのは、彼らの大ヒットアルバム"The maddind crowd"(2000) 。この曲以外にも、聞きどころの多い良いアルバムなので、お勧め。

禺画像]

 歌詞は、地下室に籠って映画や音楽を作り、自分の表現をしようとがんばるボビーという少年の物語。
 行き詰ってしまったとき、「そうさ、ボブ・ディランも言っていただろう…」という歌詞の後、なんとディラン様のオリジナル音声がサンプリングされているのだ。曲は"It's all over now, baby blue"

Leave your stepping stones behind, something calls for you
踏み石は置き去れ、何かがきみを呼んでいる…


 このサンプリングがなかなか絶妙の使い方で、格好良い。
 ライブの時は、この部分をどうするのかと思ったら、コーラスを担当する方のギター君が、ディランのまねをしてくれた。



 この一曲で、このバンドに好意を持っている。まだアルバムは一枚しか持っていないが、機会があったら、他の作品も聞いてみたい。
[ウィルベリー兄弟]
[Rock 'n' Roll]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット