Led Zeppelin
2016-06-25


私は開票速報を見るのが好きだ。
 自分の政治信条とか、そういう事とは全く別として、とにかく開票速報が大好き。国政選挙の時は夜8時にテレビの前に陣取り、チャンネルをあれこれ変えながら見るのがいつも楽しみ。
 アメリカやUKの開票速報を、インターネットでチェックするのも大好き。一昨年のスコットランド独立の是非を問う住民投票の開票速報もネットにかじりついていたし、昨日のUKにおけるEU離脱・残留の国民投票にも、釘付けだった。
 もちろん、自分には自分の意見があるが、開票速報はそれとは別に、スポーツ的な面白さがある。

 さて、昨日も仕事そっちのけで開票速報をチェックしていたのは、BBCのニュースサイトだ。そのBBCで、下の方にレッド・ゼッペリンに関するニュースがひっそりとあがっていた。
 曰く、"Stair To Heaven" に関する盗作裁判で、ゼッペリン側が勝ったのだという。
 この手の「盗作」だの、「パクリ」だのいう話には、― 特にロックの名曲に関する場合、あまり関心がない。

 レッド・ゼッペリンは、音大時代に「師匠」から指南された。この「師匠」は同級生なのだが、少し年上で洋楽にも詳しかった。
 彼女曰く、ゼッペリンはデビューアルバムから順番に聞いていくと良い。そして、やがて「あまり良くない」と感じたアルバムで、購入を止めれば良いのだと言う。私はそれを実行した。
 個人差もあるだろうが、私にはこの伝授の仕方は正しかったようだ。デビューアルバムが一番良く、だんだん下がって行き、5枚目で私のゼッペリン購入は終わっている(正確には、[BBC Sessions] は買っている。)

 私が一番好きなゼッペリンの曲は、当然ファースト・アルバムに収録されているのだが、面白いことにトラックリストでも一番最初の曲なのだ。
 もっと言えば、最初の二音だけで「最高」という評価が定まっている。それほどに、"Good Times Bad Times" のイントロは凄まじい。



 ギターリフの格好良さは言うに及ばず、独特の間の取り方、リズムセクションのドライブ感も良い。パソコンでは聞こえないだろうが、ベースの素晴らしさも聴き所だ。
 ゼッペリンが後によくやっているような、ヴォーカルとギターの技量合戦みたいなものが好きではないのだが、この曲は両者がバランス良くアンサンブルを聴かせてくれる。曲が短いというのも良い。

 ゼッペリンを話題にすることは、あまり無いことだし、ついでなのでもう一曲好きな曲をあげておく。ファースト・アルバムではないが、これもイントロのリフだけで好きになった曲だ。タイトルも良い。
 「"Rock 'n' Roll" という言葉の入った曲が必要なのだ」という説を唱えた人が居るが、あながち間違っていないと思う。

[Rock 'n' Roll]

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