CRT ジョージ・ハリスン生誕祭
2018-02-28


リイシュー版「コンサート・フォー・ジョージ」も届いて、一安心。[CFG] はいくつ持っていても構わない。

禺画像]

 リマスターではないので、画質も何もまったく変わらない。国内版はまだ出ていないと思うが、日本語の字幕もあるので、今回のリイシュー版で十分だ。
 そのような訳で、また見ている。

 日曜日は、毎年恒例、レココレ・プレゼンツ CRT ジョージ・ハリスン生誕祭だった。これまた例年の如く、参加する。

 今年の本秀康さんは、「インドに行く!」だそうだ。以前にも行って野犬に襲われていたが、今回は数日リシケシュに滞在して、修行プログラムみたいなものを実践するそうだ。
 ジョージ・ファンを極めると、インドに行くことになるのだろうか。もっとも、私はインドに行こうという気は今のところ起きていない。

 さて、これまた毎年恒例、本さんの妄想タイム。いろいろ楽しい想像をめぐらして、面白い。
 今年面白かったのは、「CFGでのジェフ・リンの服装がダサすぎる」だった。
 細身のスーツに身を包んで格好良いと思っていたので、ちょっとビックリした。本さん曰く、あの帽子はおかしいとのこと。なるほど、絵を描くひとは違う。そこで本さんが言い出したのが、
「あの帽子は、ジョージの遺品ではないのか?」ということ。2000年 [All Thing Must Pass] のプロモーション映像で、ジョージが被っていた帽子と似ているのだという。
 私も確認してみたが…どうも、違うようだ。ジョージの帽子の方が深いだろう。それにしても、そういう想像は楽しい。年中友達にプレゼントをしていたジョージのことだから、何かの拍子に帽子をくれてもおかしくない。

 [CFG] の話になり、これがどれほど良いか ― まったく無駄な人が居ないと言う。「なんでこの人?」という人が一人もいないというのだ。同感だ。
 ゲイリー・ブルッカーがジョージの親しい友人だということを、クラプトンがどう知ったかということを、本さんはこう想像していた。
 「クラプトンとジョージが一緒にメシ食ってるときに、ゲイリー・ブルッカーから電話がかかってきて、ジョージが15分くらい電話し続けて、クラプトンが『この俺と一緒にいるのに、こんなに放置されるほどの相手って一体何もんだ?!』となる」
 もちろん、そんなことはないだろう。ブルッカーとジョージは古い付き合いだろうから、クラプトンとも長いだろう。…いや、ひょっとして?70年くらいにそういうことがあったかも知れない…

 [CFG] の映像もたくさん見た。"Handle with Care" と、"I Need You" を大画面で見られたことはとても幸せなことだった。
 あのポールが聞き分け良いなんて希有な機会で、演奏も最高だった…ということで、[For You Blue], [Something] と続けて観賞。後者は、リハーサルを見ていたマイク・キャンベルが、「ポール・マッカートニーと、エリック・クラプトンの高音ハーモニーだなんて!」と鳥肌モノに感動していた演奏だ。私もこの演奏は名演だと思う。
 ポールはあのメンバーの中でも、ジョージの十代を知っている数少ない人の一人で、振り返るとそこにいるダニーの姿に、ドキっとして、思うところがあるだろうという話にもなった。もっとも、[CFG] の時ダニーは二十代だが。

 そして、本さんはこうも言った。「ジョージが死んじゃったのは悲しいけど、この時期で良かったですよ。トム・ペティも、ビリー・プレストンも出てくれて」
 その通りだ。あのときでないと、あのメンバーは揃わなかった。

 色々な成り行きと、幸運、友情と愛情と、最高の音楽とで、「コンサート・フォー・ジョージ」は出来ている。
 さぁ、今こそ、[CFG] を買うのです、見るのです、人にプレゼントするのです!
[TP&HB]
[ウィルベリー兄弟]
[Rock 'n' Roll]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット