Three songs from Wildflowers & All the Rest
2020-11-01


今回の [Wildflowers & All the Rest] では、すでに知られている曲の別バージョンや、初期バージョンが聴くことが出来るのと同時に、まったく初めて聴く曲も含まれていた。

 その一つが、"Girl on LSD" ――
 この曲の存在は知っていた。ライブのセットリストに載っていたりしていたのだのだが、私は聴く機会がなかった。
 私がそのタイトルから想像していたのは、ビートルズの "She Said She Said", "Tomorrow Never Knows" とか、TP&HBの "Walls (Circus)" のような複雑な作りで、カラフルなギターサウンドが重なって、シタールが鳴っちゃうような ―― そういう曲だった。
 しかし、実際の "Girl on LSD" は、「どカントリー」だった… うーん。これは…ちょっと違ったな…

 そういう意味では、最後に収録されていた "You Saw Me Comin'" が凄く良かった。
 スタンがドラムで、シンセサイザーも入り、ちょっと80年代風。アルバムに [Let Me Up] に入っていてもおかしくない。
 ちょっとぼんやりしたメロディラインだけど、バンドが作り出す不可思議なサウンドに溶け込んで、格好良かった。

 最後に一曲あげるのは、初めて聴く曲ではない。[Live Anthology] にも収録されていた、"Drivin' Down to Georgia" 1992年頃からライブでは演奏されていた。
 ドラマーに言わせると、あのスティーヴ・フェローニの叩きっぷりは「神業」だそうだ。さもありなん。

[TP&HB]

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