マーティン・スコセッシ監督のザ・ローリング・ストーンズ映画、「シャイ ン・ア・ライト Shine a Light」を鑑賞した。
ボヤボヤしているうちに観られなくなってしまうとばかりに、慌てて新宿に行ったのだが、武蔵野館という映画館の存在は初めて知った。
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スコセッシの音楽映画と言えば、何と行ってもザ・バンドの [ The Last Waltz],新しいところではディランの [ No Direction Home ] 。今回のストーンズ映画は、これらとは趣向が違い、ほぼ純粋に「ライブ・ビデオの映画クォリティ版」と、映った。
無論、ライブ・スタート前のテンヤワンヤやら、懐かしの映像やら、エンディングの演出やらは楽しい。ともあれ、一曲目が始まった時点で、私も目撃したストーンズ・ライブの映像記録として、楽しむことになった。
「スコセッシ一流の『音楽映画で泣かせる』スキル」は、特筆するほど発揮されていない(強いて言えばエンディングだが)。それ以前に、ストーンズがロックンロールするだけで、こっちは泣き出している。
もういい加減、ストーンズに関しては年齢がどうこうと言うのは、馬鹿馬鹿しいので、やめた方が良いかもしれない。いみじくも、「アホな質問しかしない、アホなマスコミ」の代表として、ミックの年齢を尋ねた(しかもリアクションが限りなくアホっぽい)女性は、日本人だったではないか!(彼女は損な役回りで、気の毒。きっと、まともなやり取りもあっただろう。)
ストーンズの4人がストーンズであり、ロックをやっている限り、その原動力はロックそのものであり、「全員60代なのに、凄いねぇ」などというのは野暮だ。いや実際、あの年齢であれは凄いのだが、それが当たり前に思えてしまうほど、自然に弾けている。
それにしても…ロックの精と化しているキースを見ると、どうしてこの男が若いころ、ジョージと似ていた時期があったのか、まったく分からない。
各曲目ごとの感想は、DVD発売&鑑賞後にまとまるだろう。
印象的だったシーン。一番は "Far away eyes " か。優雅にスライドを奏でるロニーって、やっぱり可愛い。ワン・マイクのミックとキース。額をくっつけ、キースがギターから右手を離してミックの肩にやると、大歓声があがる。
確かに60年代初頭、FABがワン・マイクはウケる事を知らしめたが、そこまでやれとは、言っておらぬ!新郎新婦@カラオケ3次会か?!
→YouTube参照
"You Got the Silver " のキース。珍しく、ギターを持たずに熱唱。なんかズルい。格好良くないはずがない。五円玉パワーか?
映画の冒頭で、「クリントンのゲストがあと30人来る」と聞かされたチャーリー。顔に「そんなに来るのか」と書いてあるよ。
最近の音楽映像の常だが、カメラ・チェンジが激しくて、いささか疲れる。無論、ストーンズを間近に見る臨場感は伝わってくるのだが、「ラスト・ワルツ」での、あのじぃ〜っとしたアングルが懐かしい(あれは、「やむを得ずワンショットしか撮れなかった」のだろうが)。
「ラスト・ワルツ」つながりで言えば、映画冒頭のビリヤード。ちょっと可笑しくなった。
スコセッシは今、デカプリオ主演の映画を製作中なのだが、ジョージの伝記映画にも着手している。今度は、主役が故人であり、CFGのようにライブが据えられているわけでもない。さぁ、どんな映画になるのか、楽しみだ。
[Shine a light] を見終わったら、むしょうに[ Runnin' down a dream] (映画)を見たくなった。
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