アメリカではいよいよ、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのツアーが始まった。私にとっては、気がつかないうちに始まったという印象。思えば、長丁場である。仕事とはいえ体力的にも大変だろう。あれこれとぜいたくは言わないから、無事に日程をこなして、楽しい演奏を聞かせてほしい。
気付かないうちにツアーが始まるくらい、私はいろいろと多忙だった。そのため、先月末にマイティ・ブーシュのセカンド・シーズンのDVDが発売されても買いに行けずにいた。ネットショッピング済ます事もできるのだが、やはり何年も日本デビューを待っていた身としては、店頭に並んでいるのを見たいのだ。
とにかく、セカンド・シーズンのDVDを入手した。「コメディなのか?PVなのか?音楽とコメディの新たな融合を目撃!!」などとパッケージのシールに書かれているように、音楽的要素が前シリーズよりもさらに強くなった。
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紹介するのは、セカンド・シーズン,エピソード2, "The Priest and the Beast" 邦題の「聖者と野獣」はどうやら、私の命名が採用されたらしい…と、思っている。とにかく、前シーズにくらべてお金のかかった音楽シーンを展開している。ファースト・シーズンの安っぽい作りも捨てがたい。特に、画用紙と紐で作った偽ブライアン・フェリーが最高だった。
レコード契約を目指すハワードとヴィンスだが、全く目途はつかない。そこでナブーは、名作アルバム「エル・ソニード・ヌエーヴォ」を作ったボンゴ・ブラザーズの苦労話をする ― そのボンゴ・ブラザーズは、ストラト愛用ギタリストのルディと、かなりお下品なドラマーのスパイダー。新しいサウンドを求めて砂漠に出かけ、けんか別れして、今度は組もうぜとカルロス・サンタナに電話して、レイザーライト(本物)が金属探知器を使い、あれやこれやで、怪物ベータマックスと戦うことになる。
このベータマックスという怪物、VHSのせいで思うところがあるようだが、要するに個人的な理由で村人を苦しめていたらしい。しかし、今や頭にククンドゥのドアを持ったボンゴ・ブラザーズの敵ではなかった…!
とまぁ、そういう話なのだが、何が何だか分からない。ブーシュはとにかく映像を音楽を感覚的に受容しないと、理解できないのである。
このエピソードで一番好きな音楽は、アルバムタイトルにもなった、「エル・ソニード・ヌエーヴォ」。スペイン語で「新しいサウンド」。サイケで熱くてロックンロール!このビデオ映像は、ブーシュの制作会社ベイビーカウの公式。前半が、女の子とお楽しみのスパイダーで、後半が「エル・ソニード・ヌエーヴォ」
短いが、ブーシュの中でも一番くらいに好きな曲。ブーシュはアルバム発売を計画している。この曲もフル・レンクスで収録されていると良いのだが。
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