The Rolling Stones: Pre-show Rituals
2018-06-02


ツアー中のザ・ローリング・ストーンズは、二人の誕生日を迎えた。
 まず、ロニー。1947年6月1日生まれ。そしてチャーリー。1941年6月2日生まれ。おめでとう!

 実のところ、今回のツアーについては、ちょっと狙っていた。UK のどこか良さそうな所で見たいと真面目に思っていたのだ。
 しかし、予想していたよりツアーの時期が早く、しかもどこもかしこもサッカー・スタジアムときている。私のスケジュールも合わないし、やはりアリーナ程度で見たい。
 遠く極東から指をくわえて見守っている。
 いや、無理を押してでも見に行くべきなのかも知れない。一方で、世界のどこかで彼らが生きていて、誰かの前でライブをやってくれるだけでも、それでも良い気がする。

 ツアーの開始を告げる動画で、ミックとチャーリーが、ライブ前の「儀式」について語っている。やっぱりストーンズは格好良い。



 ミックはいい。
 チャーリーが最高!

 I usually play Duke Ellington, and then I go into Keith, who plays Little Richard, usually.
 私はいつも、デューク・エリントンをかける。そしてキースのところへ行く。彼はいつもリトル・リチャードをかけている。


 愛するジャズを聴き、キースのもとへ行く…
 何と言うべきか ― 荘厳なようで、ごく自然なようで。ああ、やっぱりロックンロール・バンドはロックンロール・バンドで、仲の良い少年たちがそのまま、今もバンドをやっているのだということが分かる。
 キースとチャーリーの信頼関係もまた、ストーンズを象徴している。いつの来日公演だったか、チャーリーの紹介の時に、キースがチャーリーの後ろに回って、頭にキスしていた。

 マイペースに、でも情熱的に。ロックを、そして格好良い人生を生きる人々を、熱狂させながら。ザ・ローリング・ストーンズはゆく。良いツアーにしてほしい。
[Rock 'n' Roll]

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