ジェフ・ベックの日本ツアーが始まった。
前回の来日も一度見ていて、かなり感心したのだが、今回も行こうかどうしようか迷っていた。どうも色々考え事やらがあると、物事の決断力が鈍るようだ。
結局ライブ直前になって取ったので、席は東京国際フォーラム,正真正銘の最後列だった。まぁ完全インストゥルメンタルだし、良いか…。
感想は、前回と同じ。やっぱり感心する。
ジェフ・ベックはロッドがいたジェフ・ベック・グループの2枚しか、アルバムを持っていない(それからヤードバーズ)。だから、私のジェフ・ベックに対する評価は、その二つのアルバムと、ライブのみとなる。
私が好きなのはジェフ・ベックのギター・テクニックの見せ方。いたずらに技巧をひけらかすでもなく、「さぁ、おまちかねのギターそろですよ!」みたいなもったいつけた所もない。
曲そのものをどう作るかに重きを置く。「すべては歌のために存在するバンドであり、ギタープレイ」という、マイク・キャンベルの思想に通じるものがある。本当に、「単に歌がないだけの、純粋なロック楽曲」と言うべきだろう。
セットリストの中で、やはりビートルズのカバー、 " A day in the life " が面白かった。たったの4人編成で、あの大曲を見事に再現。
アンコールの最後の曲 " Scottish One " は、なぜか"Let it be " に聞こえて、大胆で素晴らしいアレンジだ!…と、トンチンカンな感動をしてしまった。どちらにせよ、素晴らしい曲であり、演奏だった。
驚いたのは、ジェフ・ベックの衣装。他の連中(誰とは言わないが)と比べて、容姿の衰えが少ない彼。相変わらず格好良いのだが、なぜ上下そろって白なんだ?!
白装束と言えば、何と言ってもバングラデシュのジョージ!花婿さん。
ハイド・パークのミック(天使とかイメージしてるの?)。
最近では、レイザーライトのジョニー・ボレル。こいつの上下白はやや評判が悪く、NMEアウォードでは「ワースト・ドレッサー」にノミネートされている(しかも2年連続)。しかも、ライブ後半では腹筋を見せるべく、脱いでしまう。
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